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サイバー犯罪の増加に伴い、タイ警察中央捜査局傘下のサイバー警察は、新たな詐欺手口である“偽CAPTCHA”に関する注意喚起を発表しました。偽CAPTCHAは、一見すると通常のCAPTCHAと同じように見えるものの、ユーザーを騙して危険な操作をさせる悪質な仕組みです。
偽CAPTCHAは、特定の指示をユーザーに実行させることで、マルウェアやコンピュータウイルスをデバイスに仕込む手口です。このようなウイルスは、システムを乗っ取ったり、銀行口座や暗号資産(クリプト)の情報を盗む目的で利用されることがあります。最終的には、個人資産が流出する深刻な被害につながる恐れがあります。
CAPTCHA(キャプチャ)は、ウェブサイトの利用者が人間であり、自動プログラム(BOT)ではないことを確認するための認証手段です。通常のCAPTCHAでは、ウェブページ内での画像クリックなど、簡単な操作のみを求められます。しかし、偽CAPTCHAでは不審な指示や、Webブラウザ外での操作を求められることがあり、注意が必要です。
CAPTCHAの指示を慎重に確認し、通常のCAPTCHAはウェブブラウザ内で完結する操作のみが求められることを理解しておく必要があります。それ以外の操作を要求された場合は詐欺の可能性が高いです。また、信頼できるウェブサイトのみを利用し、公式ウェブサイトかどうかを確認し、不審なリンクをクリックしないようにとのこと。さらに、最新のセキュリティソフトウェアをインストールし、不正アクセスを防ぐことも重要だとしています。
サイバー警察は、オンライン犯罪の脅威を減らし、市民が安全にインターネットを利用できる環境を構築するための取り組みを続けています。被害に遭った、または疑わしいサイトを発見した場合、以下の連絡先から通報が可能です。
オンライン通報フォーム:www.thaipoliceonline.go.th
ホットライン:1441
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