タイ同性婚：1月22日から「夫」も「妻」も「配偶者」

タイの同性婚法は2025年1月22日に施行され、東南アジアで初めて、アジアで3番目、世界で38番目に同性婚を合法化する国となります。タイ国営メディアNNTが2025年1月14日に伝えています。

正式には「民商法典改正法（第24号）B.E. 2567 (2024)」として知られるこの法律は、性的指向に関係なくすべての人に平等な家族の権利を付与し、同性カップルが結婚し、異性カップルと同じ恩恵を享受するための法的枠組みを確立します。

この法律は、「夫」や「妻」などの性別固有の用語を「配偶者」などのジェンダーニュートラルな用語に置き換えるなど、大きな変更をもたらします。18歳以上の人は、結婚、離婚、社会保障、医療保険、財産権、パートナーの医療的意思決定を含む、平等な利益へのアクセスする権利を持つようになりました。これらの規定は、医療的意思決定や共同財産の管理ができないなど、 LGBTQIAN+家族が長年直面してきた課題に対処するものです。

この法律の成立は、政府と野党の両方におけるLGBTQIAN+団体、市民社会団体、政党による数十年にわたる advocacy活動を経て実現しました。下院は2024年3月27日に賛成400票で法案を承認し、上院は2024年6月18日に賛成130票で可決しました。この画期的な出来事は、この地域におけるLGBTQIAN+の権利に関する進歩的なリーダーとしてのタイの評判を確固たるものにします。

この歴史的快挙を祝うため、政府はバンコク・プライドと協力して、2025年1月23日にバンコクのパラゴンホールでLGBTQIAN+カップルの集団結婚登録イベントを開催します。このイベントは午前8時から午後7時まで開催され、平等と包括性を公に祝う中で、カップルが正式に結婚を登録する機会を提供します。

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