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年末年始の休暇期間後、多くの人々が「新年ブルー」または「休暇後のうつ病」を経験していることについて、政府が懸念を表明しました。タイ国営メディアNNTが2025年1月5日に伝えています。
タイ保健省精神衛生局(Department of Mental Health)の報告によると、この時期には、ポジティブな経験とネガティブな経験が入り混じる中で、多くの人々が感情的な課題に直面しているとされています。この一時的な状態は、疲労感、やる気の低下、消耗感、さらには抑うつを引き起こし、一部の人にとっては日常生活に支障をきたす可能性があります。
「休暇後のうつ病」は精神疾患としては分類されていませんが、場合によっては症状が2~3週間にわたって続くことがあり、注意とケアが求められます。これらの症状に対処するためには、以下の方法が推奨されています:
・信頼できる友人や家族とオープンに話す
・運動や地域イベントなどのグループ活動に参加する
・目的意識を持てる現実的な目標を設定する
・日常生活に支障が出ている場合は、専門家の助けを求める
また、保健省は早期発見と介入を支援するため、自己評価ツールをウェブサイト「www.wadjai.com」で提供しています。このプラットフォームでは、利用者が自分の精神的健康状態を評価し、うつ病、自殺リスク、燃え尽き症候群などの症状をスクリーニングできます。高リスクと判定された場合には、専門の精神保健サービスを速やかに受けるよう呼びかけています。
タイ政府は、人々が新年ブルーを克服し、健やかな生活を取り戻せるよう、今後も精神的健康への支援を強化していく方針です。
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