タイ政府、グリーンマンゴー「パットリウ」を地理的表示（GI）商品として認定

タイ政府は2024年12月、グリーンマンゴーのキアオサウィー種のパットリウ＜Pad Riew Khiew Sawoey mango (Mangifera indica)  มะม่วงเขียวเสวยแปดริ้ว＞を、地理的表示（GI）商品として認定しました。このマンゴーは、チャチューンサオ県の特産品であり、同県でGI登録された商品としては、 Nam Dok Mai See Thong Bang Khla Mango (Barracuda mango)とBang Khla aromatic coconut.に続く3番目の品目となります。

グリーンマンゴーのキアオサウィー種のパットリウは、緑がかった滑らかな皮、緑がかった黄色または淡い黄色の果肉が特徴です。甘みとコクのある味わいが評価されており、特に生食用として人気があります。その品質は高く、1991年、1995年、2001年にカセサート大学で開催された農業フェアで受賞歴があるほか、2010年には王室賞である「テープトーン賞」を受賞しています。

このマンゴーは、チャチューンサオ県特有の土壌や気候条件で栽培されることで、高い品質と独特の風味を持っています。これにより、グリーンマンゴーのキアオサウィー種のパットリウは広く知られるようになり、県内で年間6100万バーツ以上の収益を生み出しています。タイ政府は、GI登録を通じて地域特有の農産物の価値向上を図り、地域経済の活性化を目指しています。