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タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年1月2日、2024年12月に実施されたとされる「中国人ボランティア警察トレーニングプログラム」に対して、CIBが一切関与していないことを明確にする声明を発表しました。同プログラムでは、CIBのシンボルや名称が使用され、1人38,000バーツ(約15万円)の費用が徴収されたと報じられています。
SNS上や一部報道によれば、このトレーニングは2024年12月25日から27日の3日間にわたり実施され、修了者には認定証、帽子、Tシャツ、警察用ベストなどが提供されるとされました。プログラムの資料やイベントでは、CIBの公式シンボルが使用されていたことが確認されています。
タイ警察中央捜査局は2025年1月2日に以下のような声明を発表しました:
CIBの関与否定
無許可使用の法的責任
市民への呼びかけ
一部の報道では、問題のトレーニングがバンコクの私立大学で行われた可能性が指摘されています。大学側が首都圏警察に講師派遣を依頼し、中国人留学生向けに法律や犯罪通報の方法を教える内容であったとのことです。しかし、費用徴収やCIBシンボルの使用については詳細な調査が進められています。
また、タイ高等教育・科学研究・イノベーション省は、このプログラムの合法性や目的について大学側に速やかな説明を求め、不正行為が確認された場合には厳しい対応を取るとしています。
CIBは、市民や外国人に対して「公式シンボルを使用した勧誘や費用徴収には注意するよう」呼びかけています。特に、タイに居住する外国人に対して不正行為の被害を防ぐため、公式チャネルを通じて確認することの重要性を強調しています。
「情報の共有は社会に役立つ行動です」として、市民の協力を求めています。
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