ベトナム人グループが電子タバコや脱税品をタイに密輸か

タイ東北部ムクダーハーン県の国境検問所で、電子タバコや外国製タバコを含む脱税品が摘発されました。2024年12月31日、国家安全保障局や関連機関が合同で捜査を実施し、ツアーバスを利用した組織的な密輸の実態が明らかになりました。各報道が伝えています。

捜査の結果、国境近くで待機していた青色のツアーバスから、多数の脱税品が押収されました。発見された品目には、外国製タバコ12,400本、電子タバコと関連アクセサリー3,900箱、ハンドバッグ20点、著作権侵害品52点、さらにコーヒー商品や衣類1,225点が含まれており、総額は約191万バーツに上ると見積もられています。

バスの運転手は、外国籍の人物から雇用されていたと供述しており、業務内容は主にベトナムからバンコクまでの乗客輸送を行うものでした。運転手は、月額25,000バーツの報酬を受け取り、国境近くのリゾートに滞在しながら業務を遂行していたと話しています。

今回の密輸活動は、約5人のグループによる組織的なもので、指導者格の人物が密輸の計画や指示を行っていたとされています。捜査によれば、脱税品は近隣の村から小型ボートを使って運搬され、トラックでツアーバスに積み替えられ、バンコクへ輸送される予定でした。

押収品と容疑者はムクダーハーン税関に引き渡され、現在、法的手続きが進められています。当局は、今回の摘発を契機に密輸ネットワークの解明を進め、違法品の流通を阻止するためのさらなる対策を講じる方針です。

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