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2024年12月29日夜、バンコクのカオサン通り近くにある「ザ・エンバー ホテル」で発生した火災により、外国人観光客3人が命を落としたことが確認されました。亡くなったのはブラジル人女性、ウクライナ人男性、アメリカ人男性の3名です。また30代の日本人男女2人が重傷です。
■治療中の日本人1名が死亡、バンコク・カオサン近くザ・エンバー ホテル火災で
■カオサン通り近くザ・エンバー ホテルで火災、屋上に取り残された40人以上を救助
警察の発表によると、火災の発生源は5階の511号室であることが判明しました。犠牲となったブラジル人女性は避難中に婚約者とはぐれ、再び511号室に戻った際に命を落としたとされています
「ザ・エンバー ホテル」には非常階段が2つ設置されていましたが、スプリンクラー設備がなかったことが明らかになっています。バンコク知事は、建物が小規模であるためスプリンクラーの設置義務がなかったと説明しましたが、この点について地域社会や観光業界から安全管理の不備を指摘する声が上がっています。
警察と消防当局は引き続き、火災の原因究明と法的手続きの準備を進めています。また、今回の火災を受けて、タイ国内の建築法や安全基準の見直しを求める議論が活発化する可能性があります。
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