タイで2025年から「塩分税」導入へ、まずはスナック菓子から

タイ物品税局（กรมสรรพสามิต  Excise Department）は、国民の塩分摂取量削減を目的とした「塩分税」を2025年から導入する方針を明らかにしました。まずはスナック菓子を対象に、製品に含まれるナトリウム量に応じて段階的に税率を適用する予定です。各報道が2024年12月25日に伝えています。

歳入局長は12月25日、2025年度の歳入目標を発表する中で、塩分税導入に向けた準備を進めていることを明らかにしました。

タイでは、国民のナトリウム摂取量が国際基準の2倍に達しており、高血圧などの健康問題が深刻化しています。塩分税導入は、国民の健康増進と医療費削減を目的としたものです。

タイ物品税局は現在、課税対象となる製品の範囲やナトリウム量の基準などを検討中で、2025年内の導入を目指しています。まずは生活必需品ではないスナック菓子を対象とし、将来的には他の加工食品にも対象を拡大する可能性があります。

塩分税導入は、国民の食生活改善を促す効果が期待される一方、食品価格の上昇や消費の冷え込みなど、経済への影響も懸念されています。

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