チェンマイでマジックマッシュルーム摂取の英国人男性死亡、売人の女を逮捕

チェンマイでイギリス人観光客の男性が死亡した事件を受け、タイ警察はマジックマッシュルームを販売していた女を2024年12月24日に逮捕しました。この女はターペー通りにある大麻ショップを経営しており、違法薬物の販売に関与していた疑いが持たれています。各報道が伝えています。

12月24日、タイ警察とチェンマイ県保健局が連携し、この店舗を急襲。店主の女を現行犯逮捕しました。女はマジックマッシュルームの違法販売を行っていたとされています。

警察はおとり捜査を実施し、捜査官が客を装って500バーツでマジックマッシュルームを購入。その場で販売が確認され、逮捕に至りました。店舗内の捜索では多量の違法薬物が押収されています。

逮捕された女は、タイの麻薬法に基づき最長5年の禁錮および最大50万バーツの罰金が科される可能性があります。この法律では、マジックマッシュルームを含む第5類薬物の製造、輸入、輸出、販売、または所持を禁止しています。

この事件の発端となったのは、チェンマイを訪れていた25歳のイギリス人男性がホテルの部屋で死亡したことでした。発見時、男性は口に泡を吹いた状態で意識を失っており、後に解剖により過剰摂取したマジックマッシュルームが死因と特定されました。男性の同伴者である女性が、薬物をこの店で購入したと証言したことから捜査が進展しました。

タイ警察は、観光客や地元住民に対し、違法薬物の危険性を改めて訴えるとともに、取り締まりを強化する方針を示しています。