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2024年、タイの食文化に新たなトレンドが登場しました。料理宅配の「LINE MAN」によるデータ分析では、「フライドチキン」がタイの国民食とも言える「ソムタム」を抜き、今年の売上No.1メニューに輝きました。今年1年間で、フライドチキンは2,100万個以上が提供され、タイ国民の3分の1に相当する規模となっています。
「LINE MAN」のデータによると、特に人気を集めたのは、KFCやマクドナルドの定番メニュー。成長率は90%に達し、さらに日本や韓国スタイルのフライドチキンも人気を後押ししました。例えば、日本の「世界の山ちゃん」の手羽先や、韓国式のヤンニョムチキンがタイ国内で注目を集めています。
「Eat-fluencer(食インフルエンサー)の年」とも称された2024年、SNSやインフルエンサーが食文化に与えた影響が大きかった年でもあります。特に注目された6つのバイラルメニューは以下の通りです。
1位:チーズティー
バイラルメニューとして人気急上昇。LINE MANでのチーズティーの注文数が7倍に増加し、全国で4,000店舗以上が新たにチーズティーを提供。特に人気の店舗はOWL CHA、BEARHOUSE、Nose Tea。
2位:バナナケーキ
インフルエンサーのBiu Warapornが展開するBonnanaが牽引し、全国でバナナケーキの注文数が115%増加。
3位:カノムカイ(卵のお菓子)
懐かしい味として話題に再浮上。ソンクラー県発祥の「バター入りカノムカイ」が大人気で、注文数が50%増加。
4位:ムーデン・カオカームー(豚足の煮込みご飯)
グローバルスターのカバのムーデン引き起こした奇抜なメニューとして検索数が50%増加。(豚足煮込みがムーデンに似ていると話題に)
5位:カオマンガイ(チキンライス)
iberry Groupの創業者が新店舗「カオマンガイトークム」を開店し、注文数が23%増加。プレミアム版のカオマンガイが多数登場。
6位:カイパロー(煮卵)
インフルエンサーのA Supachaiが牽引し、煮卵の注文数が1か月で2倍に。
飲料部門では「ブラックコーヒー」が堂々の1位。タイ国内では「グリーンティーミルク」や「タイティー」も人気を集めました。特に「タイティー」は、ミルクティーやバブルティー、ココナッツウォーターと組み合わせた新メニューが注目を浴びています。
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