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タイが乳製品輸出で大きな躍進を遂げました。タイ貿易交渉局の2024年1月から10月までの統計によると、同国の乳製品輸出額は前年同期比11.3%増の6億360万米ドル(約943億円)に達しました。この成長により、タイはASEAN最大の乳製品輸出国となり、世界でも第7位にランクインしています。タイ広報局が2024年12月18日に伝えています。
タイの乳製品輸出の大部分は、自由貿易協定(FTA)パートナー国向けで、全体の94.3%を占める5億6930万米ドルに上りました。タイはASEAN、中国、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、香港を含む14の国と地域とのFTAを活用し、関税優遇などの恩恵を受けています。
輸出品目では、UHT牛乳や飲むヨーグルト、通常のヨーグルト、練乳などが特に高い人気を誇っています。これらの製品は、FTAにより競争力を強化し、多様な市場で需要を拡大しました。
タイの乳製品産業は、これまで輸出品として注目されることが少なかった分野ながら、近年では品質や価格競争力が評価され、国際市場でのプレゼンスを急速に高めています。
貿易交渉局の担当者は、「FTAを通じた関税の削減や手続きの簡略化が輸出拡大の原動力となっている」とし、今後もFTAの活用を推進する方針を示しています。
タイの乳製品産業は、ASEAN最大という地位を足掛かりに、さらにグローバルな成長を目指す展望を描いています。
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