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タイのペッチャブリ県に位置するケーンクラチャン国立公園で2024年12月18日、観光客によってヒョウが目撃されました。この出来事は、同公園が希少な野生動物の重要な生息地であることを改めて示しています。
12月18日午前6時50分、観光客のKrittipong Ngamjing さんが、公園内の3キロ地点で道路を歩くヒョウを発見し、その様子をカメラに収めました。この写真は同日、ケーンクラチャン国立公園公式Facebookページに共有され、ケーンクラチャン国立公園の豊かな生物多様性を象徴する一例として話題になっています。
ケーン・クラチャン国立公園は、タイ最大の国立公園であり、2021年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。この広大な森林には、ヒョウをはじめ、タイガ、アジアゾウ、サイチョウなど、希少で保護が必要な動物が多く生息しています。今回の目撃は、この地域がどれほど貴重な生態系を持っているかを再認識させる出来事です。
公園長は、「ケーンクラチャンの森林は、多様な野生生物にとって重要な生息地です。観光客の皆様には、野生動物を目撃した際には距離を保ち、自然への敬意を忘れないようお願いいたします」と述べました。また、ヒョウのような大型肉食動物は、自然界で非常に重要な役割を担っているため、彼らの安全を守ることが人間の責務であると強調しました。
公園では、観光客に対して野生動物との適切な距離を保つよう注意を呼びかけています。ヒョウは通常、人間を避ける習性がありますが、近づきすぎると動物が驚き、危険な状況を引き起こす可能性があります。写真や動画を撮影する際も、動物を刺激しないように慎重な行動を求められています。
タイのケーンクラチャン国立公園は、観光地であると同時に、野生生物保護の最前線でもあります。今回のヒョウ目撃のニュースを通じて、タイの豊かな自然とその保護の重要性が国内外でさらに広まることが期待されています。
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