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タイ首相、トヨタ会長と自動車産業戦略を議論

2024年12月19日 配信

トヨタ、タイを製造拠点として維持し、550億バーツの投資計画を発表

ぺートンターン・チナワット首相は2024年12月18日(水)、トヨタ自動車株式会社の豊田章男会長を政府庁舎で迎え、タイの自動車産業の将来について意見を交わしました。首相府の副報道官明らかにしました。各報道が伝えています。



政策調整で相互利益を目指す首相

首相は、タイ政府が自動車メーカーと消費者の両方のニーズに応える政策を整え、経済的利益を共有することに意欲を示しました。また、投資促進を最優先事項とし、日本の製造業者や地元のサプライヤーを支援し、競争力を高めるための新たな産業育成を強調しました。特に、電気自動車(EV)産業の推進やグリーンエネルギーの活用促進に注力していると述べました。

 

トヨタの60年以上にわたるタイ支援への感謝

豊田会長は、トヨタがタイ政府の60年以上にわたる支援を受け、商用車生産の主要拠点としての役割を果たしてきたことに感謝の意を表明しました。タイ製の自動車部品は高い品質を誇り、日本国内と同等の基準を満たしていることを強調しました。

 

自動車産業の持続可能な発展に向けた協力

会談では、タイの自動車産業のさらなる発展を目指し、市場と顧客のニーズに応じた政策や対策を共同で開発することが確認されました。特に、ハイブリッド車を含む次世代自動車の普及に向けた取り組みが議論されました。

首相は、地元の部品メーカーと自動車メーカーの双方を支援し、タイの自動車産業の持続可能性を確保する政府の強い意志を再確認しました。

 

550億バーツ投資計画を発表

エーカナット・プロムパン工業相によると、トヨタはタイを引き続き製造拠点として維持する方針を表明し、550億バーツ以上の投資計画を発表しました。この投資により、ハイブリッド車に対応した生産ラインがアップグレードされ、モーターやギアといった電動部品の生産が追加される見込みです。

さらに、この投資は新たな雇用の創出や技術移転、研究開発の促進を通じて、労働力の能力向上に寄与するとされています。

 

「産業アンバサダー」としての役割を期待

豊田会長は、トヨタが工業省の「産業アンバサダー」として、政府と民間部門の橋渡し役を果たすことを要請されました。エカナット工業大臣は、産業セクターの活性化と農業成長の統合、そして国全体の経済成長率を少なくとも1%引き上げる目標を共有しました。この取り組みは、公的資金を使わず、環境や市民生活に影響を与えない形で進めるとしています。

トヨタとタイ政府は、自動車産業の持続可能な発展とタイ経済の成長に向け、長期的な協力を進めていくことで一致しました。

 

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