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バンコクの住宅街で2024年12月17日、オンラインプラットフォームOnlyFansを利用して収入を得ていた女がタイ警察中央捜査局傘下のサイバー警察により逮捕されました。OnlyFansは全世界で1億3000万人以上の利用者を持つSNSで、セクシーなコンテンツなどをファンに販売することで収益を上げられるプラットフォームです。
タイ首相は、オンライン犯罪や詐欺、国際犯罪の根絶を目指す政策を掲げ、国民の利益を守るための取り組みを進めています。この一環として、サイバー警察が、SNS上でわいせつな動画が拡散されていることを確認しました。問題の動画は、男女が公道で撮影したもので、昼間にもかかわらず周囲には住居や通行人が存在していました。
捜査の結果、動画に出演していた女が自身のFacebookページを通じて宣伝を行い、わいせつコンテンツを販売していることが判明。購入者はLINEを通じて秘密グループに招待され、OnlyFansに誘導され、入会金499バーツを支払うとともに、動画ごとに400~1,500バーツの追加料金が課されていました。警察は囮捜査を行い、証拠を収集した上で逮捕状を請求しました。
2024年12月17日、サイバー警察は裁判所の捜索令状および逮捕状を持ち、バンコク都内の住宅を捜索。容疑者の女を逮捕しました。家宅捜索では撮影機材やスマートフォン、コンピュータが押収されました。
逮捕後の取り調べで、容疑者は「ナチュラリスト」として裸体を自然なものと捉える思想を持ち、この業界で3~4年活動していたと述べました。また、自身の作品を警察に見せる一方で、「もうこの仕事を辞めたい」と話し、「隠れながらの生活に疲れた」と胸の内を明かしました。しかし、「罪は罪。責任を取る」と述べ、法的責任を受け入れる覚悟を示しました。
サイバー警察は、「わいせつな情報をコンピュータにアップロードする行為は、最大5年の禁錮、または10万バーツ以下の罰金、あるいはその両方が科される」と改めて警告しました。
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