配車アプリで呼ばれたバイクと嘘をつき現金盗む、王宮周辺でロシア人観光客が被害

タイ警察は2024年12月16日、13日午後に発生したロシア人女性が現金約15,000バーツを窃盗された事件について、容疑者を逮捕したと発表しました。被害者の女性は、寺院に向かうため配車アプリでライダーを呼び、その到着を待っていた際に事件が発生しました。

被害者の証言によると、男がバイクで現れ、アプリで呼ばれたライダーを装い、「ひったくり防止のため」としてバッグをバイクの前に掛けるよう指示しました。その後、男はグランドパレス周辺を回った後、トーイワン通りに被害者を降ろし、「自分は呼ばれたライダーではない」と告げました。さらに、電話を借りて本物のライダーに連絡するふりをしましたが、実際には連絡を取っておらず、バッグの中に入っていた現金約15,000バーツが盗まれていることが後に判明しました。

警察の捜査により、29歳のタイ人男性が容疑者として特定されました。その後、交通警察が勤務中に、登録番号を隠すためぬいぐるみで覆われたバイクを発見し、容疑者を逮捕しました。容疑者は犯行を認め、配車アプリで友人のアカウントを使用し、被害者がバッグを開けた際に現金を確認して盗む計画を実行したと供述しました。盗んだ金はスヌーカーに使い、すべて失ったとしています。

なお、容疑者は過去にも窃盗や禁輸品に関する犯罪で2度逮捕された経歴があることが明らかになっています。警察は、容疑者に対して窃盗罪で起訴し、法的手続きが進められる予定です。

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