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【パタヤ発】異常に高額な電気代がきっかけとなり、タイのチョンブリ県警は2024年12月12日、パタヤ市内の高級プール付きヴィラ2軒で大規模な国際詐欺組織を摘発しました。逮捕されたのは外国人13名で、彼らは違法なコールセンターを運営し、偽の製品販売やツアーパッケージで被害者を狙っていたとされています。各報道が伝えています。
チョンブリ県警とパタヤ警察の合同捜査班は、バンラムン郡ノンプルーのソイ・チャイヤプルーク1に位置する「ビュー・ポイント・ヴィレッジ」の2か所を急襲しました。
最初の現場となった2階建ての住宅では、中国人の男6名が1階で複数のノートパソコンとともに発見されました。2か所目のヴィラでは、中国人4名(男3名、女1名)と韓国人3名の計7名が逮捕されました。これらのヴィラはいずれもプライベートプールを備えた高級物件でした。
捜査当局は、約30台のコンピューター、30台の携帯電話、その他の詐欺行為に使用されたとみられる機材を押収しました。
チョンブリ県警は、「この作戦は、タイ王国警察が進める国際犯罪およびコールセンター詐欺対策の一環です。初期調査によれば、このグループは主に中国人と韓国人をターゲットに、商品購入や送金を騙し取る手口を用いていました」と明かしました。また、タイ人が被害者に含まれているかどうかについては現在捜査中としています。
さらに、容疑者らは犯罪収益を暗号通貨に変換し、資金の流れを隠蔽しようとしていたことが判明しました。このグループは以前に摘発された組織とは異なる新たな詐欺集団で、最近になってパタヤに拠点を設けたとされています。
当局は、組織の資金取引の全貌や、他の犯罪ネットワークとの関連性を解明するため、引き続き捜査を進めています。この事件は、タイ当局が国内で活動する高度な国際詐欺組織と対峙する上での課題を浮き彫りにしました。
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