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ユネスコは2024年12月3日、タイの代表的な料理「トムヤムクン」を「無形文化遺産」に登録しました。この発表はパラグアイのアスンシオンで行われた第19回政府間委員会(IGC-ICH)で決定され、タイ時間の12月4日午前2時10分に正式に認められました。
「トムヤムクン」は、タイ人の自然や環境を活かした生活様式、健康的な食文化を象徴する料理です。その名前は「トム(煮る)」「ヤム(和える)」「クン(エビ)」という3つの言葉に由来し、地元の食材とハーブを使ったバランスの取れた味が特徴です。この料理は世代を超えて受け継がれ、タイ国内外で多くの人々に親しまれるタイの「ソフトパワー」の一つとなっています。
文化省は、今回の登録を機にトムヤムクンを活用した観光や経済活動を促進する予定です。映画、ドラマ、ゲーム、テレビ番組などのメディアを通じてトムヤムクンを広めるとともに、観光キャンペーンや国際会議のメニューに取り入れることで、その魅力を世界中に発信する方針です。
さらに、12月6日から8日には、バンコクのエムクオーティエショッピングセンターで「トムヤムクンとケバヤの祝賀イベント」が開催されます。初日には文化大臣が出席する開会式が行われ、ミシュラン三つ星シェフやタイ料理の専門家による料理デモンストレーションや試食会、ファッションショー、文化展示などが行われます。
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