バンコクで外国人観光客を狙った偽警官強盗事件の容疑者を逮捕

タイ警察は2024年11月28日、ベトナム人旅行者を狙った強盗事件の主要容疑者1名をアユタヤのホテルで逮捕しました。この事件は11月21日にバンコクで発生したもので、3人組の犯人が警察官を装い、被害者の現金12万バーツと車両を奪って逃走しました。

事件当日、被害者たちは友人を待っている最中に3人の男に襲われました。犯人たちは警察官のような服装で接近し、薬物犯罪に関連した捜査を装って車両の捜索を強要しました。タイ語が理解できない被害者たちは、翻訳アプリを通じてやり取りを余儀なくされ、恐怖心から従わざるを得ませんでした。その後、犯人の1人が被害者の現金と車の鍵を奪い、車を運転して逃走しました。他の2人も被害者を監視して脅迫した後、逃走しました。

被害届を受けた警察は防犯カメラを分析し、犯人の特徴と逃走経路を特定。収集された証拠をもとに裁判所が逮捕状を発行し、警察は容疑者の1人を逮捕しました。残る2人は現在も逃走中で、警察は全員の逮捕に向け捜査を進めています。

逮捕された容疑者は犯行を認め、「金欠だったため、外国人観光客なら警察に通報しないだろうと考えた」と供述しました。奪われた車両は共犯者を通じて他者に引き渡されたとされています。警察は逃走中の共犯者を追い、事件の全容解明を目指しています。 

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