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海外でも特殊詐欺が発生、日本国大使館職員を騙るケースも

2024年11月29日 配信

日本の外務省は2024年11月29日、非対面の方法で相手に接触し金銭をだまし取る、いわゆる特殊詐欺が海外でも発生しており、日本国大使館職員など日本政府の職員を騙るケースも確認されているとして、注意を呼びかけました。



以下に、外務省からの情報を転載します。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C049.html

 

特殊詐欺についての注意喚起(被害に遭わないために)

【ポイント】
●非対面の方法で相手に接触し金銭をだまし取る、いわゆる特殊詐欺が海外でも発生しています。日本国大使館職員、日本国総領事館職員、日本の警察官や税関職員等の日本政府の職員を騙るケースも確認されております。
●日本国大使館、日本国総領事館、警察官や税関職員等といった日本の公的機関が正式な手続によらず送金を要求することはありません。身に覚えのない不審な電話、電子メール、SNS等に安易に反応しないなどの対策をとってください。
●また、日本政府の職員を名乗る以外に、現地警察、銀行、電力会社等の公共機関等からと詐り、電話、電子メール、SNS等でクレジットカード等の個人情報等を不正に聞き出そうとするケース、ギフトカードのシリアル番号や送金を要求されることもありますので、十分御注意ください。なお、このようなケースに遭遇した場合には、御家族や信頼のおける友人等にまずはよく御相談ください。
●少しでも不安を感じたら、お近くの日本大使館、日本国総領事館に御相談ください。

【本文】
1 特殊詐欺
(1)詐欺グループはターゲットを絞らずランダムに社会的に信用されている機関を騙り、電話や電子メール等でギフトカードのシリアル番号や送金を要求してきたり、個人情報を聞き出そうとしたりするケースがあります。中にはSNSを利用し特定の人物の個人情報を調べた上で電話を掛けているケースもあります。
(2)特に、非対面の方法で相手に接触し金銭をだまし取る、いわゆる特殊詐欺が、海外でも発生しています。日本国大使館職員、日本国総領事館職員、日本の警察官や税関職員等の日本政府の職員、現地警察、銀行や公共機関等を騙るケースも確認されています。
 これらの特殊詐欺については、現地公館で注意を促しています。
(3)騙す側は相手の不安をあおるために、身に覚えのない容疑や罪をでっち上げた上で、個人情報の詳細を聞き出そうとしたり、料金の未払い等を騙り、送金を要求するといった手口が見られます。
(4)また、電話番号の表示についても、実際に存在する電話番号(日本国大使館、日本国総領事館、現地警察等)を偽装表示させる等、犯罪の手口は益々巧妙になってきています。御自身で公式ホームページで電話番号等を確認してかけ直す等、慎重に対応していただくことが肝要です。
(5)特殊詐欺の被害が増えている現状を御認識いただき、手口の特徴をしっかり把握し被害に遭わないよう十分に御注意ください。

2 特殊詐欺の主な手口(例)
(1)偽警官が架空の、又は実在する名前と身分番号を名乗り、SNSの不正利用で容疑がかけられているとして相手に逮捕をほのめかせ、取消しのための手続料を送金させようとする。
(2)日本国大使館職員を名乗り、相手に日本で●●の容疑で裁判所から逮捕状が出ているとして、相手の個人情報やLINE情報を聞き出したり、取消しのための手続料を送金させようとする。
(3)警察を含めた現地捜査機関と名乗る者から電話で「あなたの口座は犯罪者に利用された」「あなたの口座はテロリストによって使用された」などとして、個人情報の詳細を聞き出そうとする。
(4)現地銀行等を名乗る者から、「必要なお金を入金しなければ、口座は凍結される」等と言われ指定の口座への送金を要求される。また、公共機関等を名乗る者から料金未払い等により送金を要求される。

3 特殊詐欺への対応方法等
(1)日本国大使館、日本国総領事館、日本の警察や税関等といった日本の公的機関が正式な手続によらず税金、罰金、保釈金の名目で送金を要求することはありません。
(2)また、日本国大使館や日本国総領事館は、他の公的機関からの送金要求を代行することもありません。身に覚えのない不審な電話、電子メール、SNS等に安易に反応しないなどの対策をとってください。
(3)警察を含めた捜査機関を騙られ、身に覚えがない内容であった上で、送金を要求されるような場合には、「詐欺」であると考え、対応することなく、通話を切るようにしてください。
(4)社会的に信用度の高い機関から電話が掛かってきた場合でも、個人情報の詳細を聞かれたり、金銭等を要求される場合には警戒してください。
(5)また、不安なことがあれば、お近くの日本国大使館、日本国総領事館に御相談ください。



【ご参考】
○在アメリカ合衆国日本国大使館HP(注意喚起:銀行職員や警察官等を装った電話詐欺(特殊詐欺))
https://www.us.emb-japan.go.jp/j/anzen/archive/2024/20240926ryojimail.pdf

○在ニューヨーク総領事館HP(【注意喚起】特殊詐欺の種類、概要及び対策について)
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/News_110824.html

○在ブラジル日本国大使館(【注意喚起】当館職員を装った振り込め詐欺(特殊詐欺))
https://www.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00953.html

○在ナッシュビル総領事館 領事メール(【注意喚起】税関職員や警察官等を装った特殊詐欺)
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=154000

○警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ(手口一覧と今日からできる対策)
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/

○外務省HP 在外公館リスト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/

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