麻薬密輸関与の疑いで韓国人男を逮捕、オーバーステイも

タイ麻薬統制委員会事務局（ONCB）とタイ入国管理局は共同で2024年11月19日、東北部コンケーン県で韓国人の男を逮捕しました。この韓国人の男は、「外国人として許可期間を過ぎてタイ王国に滞在している（オーバーステイ）」容疑に加え、国際的な麻薬密輸に関与している疑いが持たれています。

麻薬統制委員会事務局によりますと、容疑者は韓国から人を呼び寄せ、タイを拠点に麻薬を密輸する組織の一員とされます。韓国人の男は、インターポールに赤手配書されており、韓国政府からタイ政府に韓国人の男のビザの取消しと送還を要請していました。 

今回の逮捕は、7月に別の韓国人容疑者が逮捕されたことを契機に進められた捜査から派生しています。その際、入国管理局と連携して不法滞在容疑で別の人物を逮捕し、11月に韓国へ送還しました。捜査の結果、共犯とされるもう一人の男がチョンブリ県に潜伏していることが判明し、捜査班は韓国の司法機関や警察と協力して情報収集を進めました。

11月18日には容疑者がパタヤからコンケーンに移動したとの情報を得て、19日に逮捕に成功したということです。