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タイ、中国とMOUを締結し「タイモール」を設立

2024年11月20日 配信

©タイ広報局

タイ農業・協同組合省の傘下にある農業者マーケティング機構は、中国のShanghai Taihuixuan Technology Companyと、タイ産果物を中国の電子商取引プラットフォーム上で販売する「タイモール」を設立するための覚書(MOU)を締結しました。2024年11月19日にタイ広報局が伝えています。



調印式は2024年11月15日、バンコクの農業・協同組合省で行われました。

タイモールは、タイの農産物や食品を消費者に直接販売するための中央市場として機能します。農業者マーケティング機構は、高品質なタイ産果物を選定・提供し、中国の主要な経済都市への流通を行います。

この中央市場は、タイの農産物市場を拡大し、世界のサプライチェーンと連携する役割も担います。また、国際的な電子商取引システムを通じて、タイの農業セクターがより広くグローバルな電子商取引プラットフォームに参入できるようにすることを目指しています。特に中国市場でのタイの農村・地域コミュニティ製品の普及を推進します。

農業・協同組合省によると、世界的にタイ産果物の需要は引き続き増加しており、とりわけ中国市場での需要が顕著です。統計によると、2024年1月から10月までに、タイはドリアン、マンゴスチン、ロンガンを合わせて125万トン以上、総額1,300億バーツ以上を中国市場に輸出しました。

一方、商務省は、タイ産果物の輸出拡大や農産物の加工を促進し、その付加価値を高めるために取り組んでいます。2024年の果物シーズン終了時には、タイは総額1,500億バーツ相当の果物を輸出しました。主要市場には、中国、韓国、香港、マレーシアが含まれています。

同省は、2024年がタイの果物生産者にとって製品をより高い価格で販売できた「黄金の年」となったことを指摘しています。

 

https://thailand.prd.go.th/en/content/category/detail/id/48/iid/340936

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