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©タイ国立公園・野生動物・植物保全局（DNP）
タイ国立公園・野生動物・植物保全局（DNP）は、違法な野生動物取引から押収された900匹以上のキツネザルや希少なカメを、近くマダガスカルに返還することを発表しました。リングテールキツネザル、ブラウンキツネザル、クモガメ、ホウシャガメなど、合計963匹は、5月にチュムポーン県で行われた密輸対策作戦で押収されました。タイ国営メディアNNTにが2024年11月19日に伝えています。
この作戦は、自然資源・環境犯罪課がインドネシアからサトゥン県に向かう密輸計画の情報を受けて実施したもので、警察は1,117匹の生きた動物と死骸を運んでいた4台の車両を押収し、6人を逮捕しました。これらの動物はマダガスカル固有の種で、絶滅寸前または絶滅の危機に瀕している種としてワシントン条約（CITES）の附属書Iに登録されています。
返還プロセスは、マダガスカルの環境・持続可能な開発担当大臣、Max Andonirina Fontaine氏によって監督されます。11月27日に自然資源・環境省本部で出発式が行われ、動物は11月28日、11月30日、12月2日の3回に分けてカタール航空の便で輸送されます。
DNPの発表によると、この動物返還作戦はタイが違法な野生動物取引と戦い、絶滅危惧種の保護を推進する姿勢を示すものであり、これらの動物の保全と生存を確保することを目的としています。
