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副収入を得ようとした善良な市民が、巧妙な詐欺グループの罠にかかり、多額の金銭を失うという痛ましい事件が発生しました。被害者は、詐欺グループによって巧みに誘導され、443,517.50バーツを騙し取られる被害に遭いました。タイ警察中央捜査局が2024年11月19日に明らかにしました。
事件の発端は、被害者が副収入を探していた時に見つけた、Facebook上の一見無害な求人広告でした。商品梱包の仕事を希望して問い合わせたところ、「仕事は満員だが、TikTokで『いいね』を押すだけの簡単な仕事がある」と提案されました。最初に70バーツが口座に振り込まれたことで、被害者は疑いを持つことなく信じてしまったのだとか。
しかし、その後詐欺グループは、特別任務でさらに報酬が得られるとして、被害者に複数回の入金を求めました。被害者は計10回にわたり資金を送金しましたが、「任務のミス」などの理由で引き出しを拒否され、最終的には全額の443,517.50バーツが騙し取られてしまいました。被害者が気づいた時には、すでに多額の損害を被っており、わずか820バーツしか取り戻せませんでした。
タイ中央捜査局 (CIB) の犯罪抑止部隊は迅速に対応し、詐欺グループが利用していた資金の流れを追跡。捜査の結果、違法な資金移動に使われた銀行口座を提供したタイ人の女が特定され、プラチンブリ県ムアン地区の果樹園内で逮捕されました。現在も捜査は続いており、詐欺グループの全貌解明に向けた取り組みが進められています。
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