タイにはヒョウが生息、ケーンクラチャン国立公園で観光客が鮮明な写真を撮影

国立公園野生動物植物保護局Facebookページより引用

2024年11月15日午前8時30分頃、ケーンクラチャン国立公園を訪問した観光客のキッティポン・ンガムジン氏さんが、バングランのヘリポート付近のトイレ近くでヒョウを鮮明に撮影しました。撮影された写真には、非常に珍しい近距離のヒョウの姿が映っていました。ケーンクラチャン国立公園のモンコン園長が明らかにしました。

ヒョウ（Leopard、学名: Panthera pardus）は、生態系において重要な大型捕食動物です。今回の目撃は、ケーンクラチャンの森林が豊かであることを示しており、公園管理官の効果的な保全・管理活動の成果といえます。

「今回のヒョウの目撃は喜ばしいニュースです。ケーンクラチャンの生態系が依然として豊かであることを示しています。ヒョウは草食動物の個体数を調整する役割を担い、自然のバランスを保つために重要です」とモンコン園長は述べました。

ケーンクラチャン国立公園では、観光客に対し、野生動物を発見した際は安全な距離から写真を撮影し、動物を刺激したり餌を与えたりしないように、管理官の指示に従うことを強く求めています。これにより、観光客と野生動物双方の安全が確保されます。また、ヒョウは2019年の野生動物保護法に基づく保護動物に指定されています。今回の目撃は、タイの森林保護区域の保全活動の成功を示すものです。

http://news.dnp.go.th/news/28322