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タイ東部チョンブリ県のパタヤ市の中心部にあるビーチで、ディワリ祭の最終日である2024年11月11日、インド人男性グループ同士が集団で暴行を加える事件が発生しました。防犯カメラがその一部始終を鮮明に捉えており、警察は加害者と被害者双方を事情聴取する予定でしたが、関係者はまだ出頭しておらず、事件の原因解明が遅れています。
11月12日、被害者側の弁護士は依頼人である被害者3名を連れてパタヤ警察署を訪れ、捜査官とともに事件の進捗状況を確認しました。事件はパタヤ中央ビーチで発生し、複数のインド人男性が被害者を暴行し、負傷させたとのことです。被害者側は防犯カメラ映像を証拠として提出し、全ての加害者への厳正な処罰を求めています。
事件に関連するインド人協会の代表によると、協会は3つのグループと共同でディワリ祭を開催し、現地のインド人住民や観光客に宗教行事を楽しんでもらおうとしました。ディワリ祭とは、ヒンドゥー教の光の祭典であり、新年の到来を祝う意味も込められています。家や街を明かりで彩り、善が悪に打ち勝つことを象徴する重要な行事です。この祭りは11月8日から10日までパタヤビーチで行われ、主催側によると当初は順調に進行し、観光客からも好評を得ていました。
しかし、最終日の夜に片付け作業をしていた関係者に、突然、複数のインド人男性がトラブルを仕掛けてきて、顔を数回殴るなど暴行を加えました。関係者が制止に入ったものの、加害者たちはさらに仲間を呼び出し、大人数で再び集団暴行を繰り返しました。事件は公共の場で起こり、観光地の治安に不安を生じさせる事態となりました。
被害者側は、この暴行は事前に計画されていた可能性があるとし、加害者の1人がイベントの準備段階から周囲を監視するように写真や動画を撮っていたと証言しました。また、現場で巻き添えとなった人々も「法律を無視した大胆な行動だ」と非難し、パタヤの観光ムードを損なう行為であると批判しています。女性や子供を含む制止に入った人々も無差別に殴られたとのことです。
捜査にあたる警察は、関係者7名に事情聴取を行う予定でしたが、誰も出頭しなかったと発表しました。被害者側の弁護士は、「加害者側が法律を無視している」と述べ、治安当局に対してさらなる安全対策の強化を要望しています。
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