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タイ北部の古都チェンマイで、水供給問題に対する異例の抗議が注目を集めています。チェンマイ出身の映画監督であるNitchapoom Chaiananさん(39)は、彼の村で続く水問題に対する関心を高めるため、赤い女性用パンツ一丁で公開抗議を行いました。このユニークなデモは、彼の故郷であるBan Thor Pa Tan村で10年以上続く深刻な水問題に焦点を当てたものです。
Nitchapoomさんは、所属するWayufilmの映画監督として、「Ban Thor Pa Tan、また水がない、掃除もできない…」というメッセージを掲げ、問題の深刻さを訴えました。彼の赤いパンツ姿での抗議写真は、2024年10月29日に自身のFacebookページで公開され、多くの関心を集めています。
10年前の2014年8月にも、Nitchapoomさんはタオル一枚で同様の抗議を行い、メーリム県の水道局に不満を表明しました。この10年間で頻繁にパイプの故障や水不足といった問題が続き、村ではほぼ毎月水供給に支障が出ています。
「夜や朝は特に水圧が弱い」とNitchapoomさんは説明し、老朽化した水道管システムが主な原因だと指摘しています。夜間は水使用量が少ないため、パイプ内の圧力が高まり、管の破損を防ぐために水圧が下げられることが多く、2階や3階の家屋では十分な水圧が得られない状況です。
Nitchapoomさんは、この問題の根本的な解決を求めており、修理スタッフやメーリム郡の水道局のオンライン対応には感謝しつつも、財政的または技術的な問題を上級担当者が解決する必要があると呼びかけています。
「昨日は午前7時までに水が来ると言われていましたが、午後になっても来ませんでした」とNitchapoomさんは不満を述べています。このまま10年続くなら、さらに過激な抗議に踏み切るかもしれないと示唆しつつも、早期の問題解決を強く望んでいます。
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