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タイの洪水・嵐・土砂災害救援センターによると2024年10月18日朝7時頃、チェンマイ県のドイ・インタノンではに気温が9℃まで低下しました。タイ国営メディアNNTが伝えています。
この冷え込みの中でも、季節の変わり目による影響でタイ各地、特に中央部では断続的な降雨が予想されています。北部地域では、雨と寒冷な天候が同時に訪れる可能性があり、保健省は市民に対して注意を呼びかけ、被災地への支援体制を整えています。
さらに、国家水資源局は10月19日から23日にかけて、タイの29県に洪水警報を発令しました。警戒の対象となっているのは、中央部、西部、東部、南部の各地域で、急激な増水、河川の氾濫、および水浸しのリスクが懸念されています。
警戒地域の県は以下の通りです:
復旧作業が加速
一方、タイ北部では、ペータントン・チナワット首相が10月末までに洪水からの復興作業を完了するよう指示を出しました。これにより、寒冷な気候とともに訪れる観光シーズンを前に、経済回復の見通しが立っています。多くの地域では気温が18℃以下に下がっており、観光地としての準備が進んでいます。
特にチェンライ県では、洪水・嵐・土砂災害救援センターが復旧活動を強化しており、10月末までにチェンライとチェンマイの被災地域を通常の状態に戻すことを目指しています。ウィアンパパオ郡では約2,400人の住民が洪水と土砂崩れによる被害を受け、約1,200ライの土地や公共インフラに影響が出ています。
メーサイ郡では復旧が進展
メーサイ郡では、タイ王国軍本部が復旧作業の進捗を報告しており、復旧対象の211,000平方メートルのうち208,440平方メートルが完了し、99%の進捗が確認されています。さらに、災害予防軽減局によると、819世帯のうち796世帯で清掃作業が終了し、97%が完了したとしています。各機関は引き続き、現地住民が一刻も早く通常の生活を取り戻せるよう支援を続けており、機材や人員を動員して対応を強化しています。
タイ各地での復興作業が急ピッチで進行しており、政府および各機関が総力を挙げて住民支援に取り組んでいます。
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