タイ、5歳未満の子供の12.5%が発育不全

世界飢餓指数（Global Hunger Index：GHI）とは、世界各国の飢餓状況を多元的に解析して求めた指標。食料不足の人口比、子どもの栄養失調率、子どもの死亡率などを基に計算され、年に1回更新されます。最新版は、2024年10月に更新されました。

報告によると、タイは世界飢餓指数（GHI）で127カ国中52位にランクされ、スコアは10.1でした。

ASEAN内でのタイの順位は、ベトナム（56位、スコア11.3）、マレーシア（61位、12.7）、フィリピン（67位、14.4）、カンボジア（68位、14.7）、ミャンマー（74位、15.7）、インドネシア（77位、16.9）、ラオス（87位、19.8）、東ティモール（104位、27）を上回っています。

タイの飢餓状況は「中程度」と分類されており、人口の5.6%が栄養不足、5歳未満の子供の12.4%が発育不全、7.2%が低体重で、0.8%が5歳になる前に亡くなっています。

2024年のGHIスコアが最も高い国は、ソマリア、イエメン、チャド、マダガスカルであり、ブルンジと南スーダンも暫定的に「非常に深刻」とされています。

Global Hunger Index (GHI)
https://www.globalhungerindex.org/
https://www.globalhungerindex.org/pdf/en/2024.pdf