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タイで新種の「猿顔の花」発見

2024年10月12日 配信
タイで新種の「猿顔の花」発見 Microchirita simia D. J. Middleton, Thananth., Tetsana & Suddee)

©国立公園・野生動物・植物保全局 Microchirita simia D. J. Middleton, Thananth., Tetsana & Suddee)

タイ中部ロッブリー県でタイの研究者が新種植物を発見し、「หยาดวานรพักตร์(ヤードワノンパック)」と名付けました。正面から見ると花がサルの顔のように見えることからこの名前が付けられました。2024年10月11日に国立公園・野生動物・植物保全局が公式Facebookページでその写真を公開しました。



ヤードワノンパックは、ロッブリー県の石灰岩地帯で見つかった小型の一年草です。全体的に鮮やかな色合いで、柔らかい毛が生えています。この発見は、タイの生物多様性を豊かにするものであり、森林保全の重要性を示すものです。

ヤードワノンパック (学名: Microchirita simia D. J. Middleton, Thananth., Tetsana & Suddee) は、ロッブリー県ムアン郡の石灰岩地域で発見された草本植物で、高さは最大30センチメートルに達します。茎は多肉質で、濃い赤紫色をしており、短くて密集した毛に覆われています。葉は単葉で、基部の葉を除いて対生しています。両面に短い柔らかい毛が密集して生えています。外側の上部の花冠は赤紫色、下部は鮮やかな黄色をしており、内側の花弁や上部の花冠は赤紫色、下部には鮮やかな黄色と濃い赤紫色の縞模様があります。内側の花冠の基部には、淡い紫色と濃い紫色の縞模様が交互に見られます。種小名の「simia」はラテン語で「サル」を意味し、正面から見たときに花がサルの顔に似ていることに由来しています。

標本 (Tetsana, Puudjaa, Kerdkaew, Hemrat & Jirakorn 2785) は、タイ国立植物標本館に保管されています。

©国立公園・野生動物・植物保全局

 

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