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酒と覚醒剤で自宅に放火の男「外で寝たい」、母「他人の家を燃やさなかったのが唯一の救い」

2024年10月10日 配信

タイ中部ロッブリー県で2024年10月9日、全身に入れ墨のある男(33歳)が酒に酔い、覚醒剤の影響を受けた状態で自宅に火を放ち、全焼させる事件が発生しました。男は「自分が火をつけた。家が嫌だから外で寝たい。寝る場所はいくらでもある」と話したとのことです。



事件は10月9日午前11時ごろ、ロッブリー県ムアン郡カオサームヨートで発生しました。通報を受けた警察と消防が現場に駆けつけ、消防車3台が出動して火の拡大を防ぎましたが、木造の家は全焼し、柱だけが残りました。現場では男が短パン一枚を穿いた状態で酒瓶を手に持ち、錯乱状態で歩き回っており、「自分が火をつけた」と話し、その理由として「家が嫌だ。外で寝たい。寝る場所はたくさんある」と話しました。

警察が逮捕に向けて接近すると、男は「ご飯を食べたい」「タバコを吸わせてほしい」と抵抗しましたが、最終的には取り押さえられ、パトカーに連行されました。連行中も警察に対して暴言を吐き続けていたとされています。

男の母親によると、彼は以前から酒に依存しており、過去に暴行や銃の不法所持で刑務所に入った経験があります。出所後は覚醒剤にも手を染め、しばしば錯乱状態になることがあったそうです。母親は「他人の家を燃やさなかったのが唯一の救いです。息子を治療施設に送ってほしい」と訴えています。

警察は、男に対して覚醒剤の違法使用の罪で起訴する予定で、放火の罪についても捜査を進めています。

 

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