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タイ映画『ラーンマー』、第97回アカデミー賞国際長編映画賞にタイ代表として出品決定

2024年10月5日 配信

タイ映画『ラーンマー』(英題『How to Make Millions Before Grandma Dies』)が、第97回アカデミー賞の国際長編映画賞部門におけるタイ代表作品として正式に選出されました。2024年10月5日にタイ国営メディアNNTが伝えています。



この選定は、タイ映画業界のプロデューサーや監督、映画館運営者、メディア関係者などで構成された審査委員会によって行われ、2024年に公開された49本のタイ映画の中から、作品の質や物語の魅力、国際的な観客層への訴求力が高く評価された結果です。

『ラーンマー』は2024年8月23日に公開され、Pat Boonipat監督がメガホンを取り、GDHが製作を手掛けました。既に全世界での興行収入は1.6億バーツ(5000万ドル)を超えており、中国では約1500万ドルを記録。国内でも、バンコクやチェンマイで2.5億バーツの売上を達成し、2024年のタイ映画で最も高い興行収入を記録しています。

物語は、ゲームのライブ配信に没頭する若者Mが、末期の病に苦しむ祖母の介護を引き受けることで、家を相続しようとする展開から始まります。しかし、彼女と共に過ごす中で、Mは家族の絆や自身の成長について深く学ぶこととなり、タイ系中国人家族の複雑な関係性を描いた感動的なストーリーとなっています。Netflixでも配信され、フィリピンでは公開初日に全てのチケットが完売するなど、国際的な人気を博しています。

 

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