28歳の男、SNSでの王室名誉毀損により執行猶予付き有罪判決

過去にTwitter（現在はX）でワチラロンコン国王陛下に関する悪質な投稿を行ったとして2024年10月1日、28歳の男が王室名誉毀損で有罪判決を受けました。裁判所は彼に3年の禁錮刑を言い渡しましたが、罪を認めたため1年6ヶ月に減刑され、さらに執行猶予1年が付与されました。

この男は、ソンクラー県にある超王室主義団体「王保護グループ（King Protection Group）」によって告発され、王室名誉毀損法およびコンピュータ犯罪法に基づいて起訴されました。問題となったのは、2021年8月に自身のTwitterアカウントで「子供の頃に聞いた噂が本当だった」と、国王即位前の画像と中傷的なメッセージをリツイートした行為です。

8月の審理で男は罪を認め、10月1日、ソンクラー地方裁判所は有罪判決を下しましたが、これまでに政治的抗議活動に参加していなかったことや、反省の意が考慮され、1年間の執行猶予が与えられました。

執行猶予期間中、男は4回の保護観察官への報告と24時間の社会奉仕活動を行うことが義務付けられています。また、事件後に王室への恩赦を求める嘆願書も提出しています。