タイ警察、オンライン金取引での詐欺被害に警鐘

タイ警察は2024年9月23日、オンラインで金（ゴールド）を購入する際に、偽金被害のリスクが高まっているとして注意を呼びかけました。現在、金の価格が上昇しており、これを利用した詐欺行為が増加しています。詐欺師は、偽の金製品を販売し、本物と見分けがつきにくいよにして、消費者を欺いています。

詐欺行為の手口には、Aグレードの金やクローン金、詰め物がされた金などがあり、目視や簡単な検査では本物との判別が難しいものも多く存在します。このため、タイ警察はオンラインでの金の購入を避け、信頼できる実店舗での購入を推奨しています。

安全に金を購入するための具体的な対策として、以下の点が挙げられます：

・確かな店舗所在地のある店で金を購入すること。
・ゴールドトレーダー協会（Gold Traders Association）に加盟している店舗かどうかを確認すること。
・高価な金製品を購入する際には、保証書が発行される店舗を選ぶこと。
・金の正確な重量を計測するための設備が整っている店舗で購入すること。
・オンラインでの購入は詐欺リスクが高いため避けること。

もし詐欺被害に遭った場合、警察は速やかに対応するための手続きも案内しています。被害者は、送金先の口座の凍結手続きを行い、振込明細や取引履歴などの証拠を収集して警察に告訴することが推奨されています。また、消費者保護団体への相談も可能です。

詐欺被害が拡大する中、タイ警察は消費者に対し、オンラインでの取引における警戒を強めるよう訴えています。

【問い合わせ先】
タイ警察ホットライン：1441
消費者保護ホットライン：1502