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タイ保健省は、洪水による健康被害に関する最新情報を発表し、最も多く報告されている病気として、洪水で長時間足を水に浸けていたことによる感染症が挙げられています。これまでに洪水の影響を受けていた67の医療施設はすべて復旧し、現在では通常通りの医療サービスが提供されています。タイ国営メディアNNTが2024年9月23日に伝えています。
9月22日時点で、ピサヌローク、アユタヤ、ナコンパノムなど10県が深刻な被害を受けており、3,333世帯が影響を受けています。負傷者は992人に増加し、死者数は47人に達しました。また、チェンライ、チェンマイ、ランパーンでは一部の仮設避難所が閉鎖された一方で、7県では83カ所の避難所が引き続き稼働しており、避難した住民への支援が続けられています。
これまでに2,400を超える医療および公衆衛生チームが派遣され、13万9,000人以上に対して家庭訪問や健康指導、医療ケアが行われました。精神的なケアも進んでおり、約2万7,000人が支援を受け、特に高ストレス状態にある755人にはさらに手厚いケアが提供されています。主な健康問題としては、足の感染症や呼吸器系、消化器系の疾患、筋骨格系の問題が報告されており、必要な医療用品も確保されています。
特に北部のパヤオやラムプーンでは、河川の水位が上昇しており、さらなる洪水被害が懸念されています。各県の保健事務所は状況を注意深く監視し、必要に応じて迅速に対応できる体制を整えています。
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