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タイのタクシーでは、乗車拒否や高額な料金の要求、横柄な態度をとる悪質な運転手も少なくなく、多くの乗客が不快な思いをしています。しかし、警察がこれらの行為を十分に取り締まらない状況が続いており、苛立ちを感じている人も多いようです。そんな中で、バンコクのホワイクワン署が動きました。
2024年9月20日、バンコクのホワイクワン署に寄せられた市民の苦情により、ラマ9世地区の有名ショッピングモール前で、複数のタクシー運転手がタイ人や学生などの乗客を拒否し、外国人観光客だけを乗せるという行為が確認されました。
このエリアでは、白と黄色に塗装された歩道脇が一時的な乗降場所として指定されていますが、複数のタクシーがこの場所に長時間駐車し、乗客がタクシーに近づくと、運転手は窓越しに行き先を尋ね、目的地を告げると拒否されるケースが報告されています。
さらに、地元住民や学生の場合、乗車を拒否される一方で、外国人観光客であれば即座に乗車を許可されるという対応の違いが目立っています。この問題に対して、ホワイクワン署の署長は、捜査班と交通警察に指示を出し、現場の調査と違反行為の取り締まりを行うよう命じました。
その結果、捜査班が乗客になりすまして調査したところ、6台のタクシーが実際に乗車拒否を行っていたことが確認され、該当する運転手に対して交通警察が法的措置を講じることとなりました。
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