違法の中国人観光ガイド、バンコクの悪名高き宝石店で観光客に暴行

バンコクのラートクラバンにある有名な宝石店で2024年9月17日、中国人の違法観光ガイドが中国人観光客を襲撃する事件が発生し、観光業界に大きな波紋を広げています。タイでは外国人は観光ガイドに就くことはできず、外国人ガイドがいるとすれば、それは違法ガイドと考えてよいでしょう。

各報道によると、宝石店で中国人ガイドが中国人女性観光客に対し、商品を購入しないことを「無礼だ」と非難し、口論に発展しました。観光客が購入を拒否したことで中国人ガイドが激怒し、観光客に突進して押し倒す様子が撮影された動画がSNSで拡散されています。店の警備員が介入して事態を収拾しましたが、この中国人ガイドの行動は観光業に対する深刻な問題として注目されています。

この宝石店は「ゼロドルツアー」の温床として知られており、ガイドが観光客を連れて商品を購入させ、チップを得るという仕組みが常態化しています。事件の背景には、観光客が商品を購入しなかったため、ガイドが手数料を得られなかったことが原因とされています。

9月16日には、タイ人観光ガイドのグループが観光・スポーツ大臣に対し、外国人違法ガイドや運営者によるタイ人の職業侵害に対する早急な対応を求める請願書を提出したばかりです。今回の事件は、タイ観光の評判に悪影響を与えるとして、業界関係者から強い批判を受けており、観光庁や観光警察による早急な対応が求められています。

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