台風に発達する見込みの熱帯低気圧、タイ全土に悪天候の影響

タイでは、2024年9月19日（木）に接近する熱帯低気圧に備えて、警戒が強まっています。大雨や鉄砲水、地滑りが予想されており、特に東北部が大きな影響を受けるとされています。タイ気象局は、南シナ海上で発達中の熱帯低気圧が台風に変わり、タイに接近するため、厳重な注意を呼びかけています。

この熱帯低気圧は、最初にタイ東北部に影響を与え、特に東部地域で強風と大雨をもたらすと予測されています。これにより、北部、中部、東部の広範囲で気圧が低下し、悪天候が広がる可能性があります。また、南部でも強力な南西モンスーンが発生し、さらに悪天候のリスクが高まる見込みです。

メコン川沿いの東北部5県では洪水警報が発令されており、急激な水位上昇による氾濫の恐れがあるため、ブンカーン、ナコーンパノム、ムクダハン、アムナートチャルーン、ウボンラチャタニの各県が重点的に監視されています。これらの地域では、すでにメコン川の水位が上昇しています。

ノンカイでは一部の地域で川が氾濫し、ビジネスに影響が出るほどの被害が発生しています。ナコーンパノムではまだ水位が危険域に達していませんが、状況が変わる可能性があるため、当局は洪水への備えを進めています。住民には、状況に注意を払い、最新情報を確認するよう促されています。

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