家政婦の犯罪、金品盗んで逃亡

タイ警察は2024年9月13日、元家政婦のブア容疑者（30歳）をバンコクのラートクラバン区で逮捕しました。雇用主の財産を盗んだ容疑で指名手配されていました。

被害者がワントーンラーン警察署に窃盗の被害届を提出したことから事件が発覚。捜査の結果、指輪、ブレスレット、ペンダント付きネックレスの4点が紛失しており、被害総額は約116万5千バーツに上るとされました。被害者と容疑者との付き合いは10年以上で、小さな子ども3人を抱える容疑者にに同情して家政婦として雇用していました。

2024年8月17日、被害者が自宅の財産を確認した際、貴重品が消失していることに気づきました。さらに、2023年末にも数千バーツが紛失していたほか、監視カメラのケーブルが取り外されていたこともあったとのことです。

8月18日、容疑者が通常通り仕事に来た際、被害者が忘れた携帯電話を取りに戻ったところ、容疑者がベッドサイドを物色してさらに財産を盗もうとしている瞬間を目撃。被害者は容疑者に「盗んだ物を返すように」と警告しましたが、その後、容疑者は財産を持ち逃げし、連絡が取れなくなりました。

取り調べに対し、容疑者は借金問題が原因で盗みを働いたと供述。盗んだ財産の一部は質屋や知人に売却しましたが、金の指輪2つと十字架付きネックレス1本はまだ手元に残っていました。警察は容疑者と証拠品をワントーンラーン警察署に移送し、法的手続きを進める予定です。