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タイ・バンコクでタンザニア国籍の男が、不法外国人労働者を雇用するなどしていたとして移民当局に逮捕されました。この男は、実際には持っていない影響力を装い、他国の要人との写真を利用して信用を得ていたとされています。各報道が伝えています。
移民局1の捜査により2024年9月11日、バンコク都内ラチャプラロップ通りのバイヨーク・スカイタワー内の衣料品店で、タンザニア国籍の40代の男とシリア国籍の30代の男が拘束されました。容疑は、不法に外国人労働者を雇用し、許可された範囲を超えて事業活動を行ったというものです。
タンザニア人の男は、自身が影響力を持つ人物であるかのように装い、外国の指導者たちとの写真を使って権威を示していました。過去には、バンコクの高級ホテルでタンザニアの政府関係者と写真を撮ろうとしましたが、セキュリティにより阻止されたことが確認されています。
さらに、この男は人身売買にも関与していた疑いがあり、タンザニアの女性たちをタイに連れてきて売春を強制し、利益を得ていたとされています。彼はタイ語が堪能で、複数の妻と子供を持っていることも確認されています。
捜査の結果、このタンザニア人の男はバンコク都内で衣料品店を経営し、バンボン地区で工場を運営していたことが明らかになりました。工場を捜索したところ、ミャンマー国籍の9人が不法に労働していたことが発覚しました。彼らのうち2人はビザの期限が切れており、7人は適切な入国書類を持たず、全員が労働許可証を持っていませんでした。これらの労働者たちは週2,100バーツの現金で報酬を受け取っていたとされています。
当局は、このタンザニア人とシリア人の男に対し、無許可で労働者を雇用した罪で起訴を進めており、タンザニア人の男にはさらに違法雇用に関する追加の罪状が課される見込みです。また、逮捕された労働者たちは、1979年の移民法に基づき、ビザの超過滞在や無許可労働の容疑で処罰される予定です。
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