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弟が姉を母の葬儀で射殺、遺産問題が背景か

2024年9月11日 配信

タイ南部パッタルン県で2024年9月10日、母親の葬儀中に弟が姉を射殺する事件が発生しました。事件は、葬儀の手配をめぐる対立と、家族の遺産である土地を巡る長年の争いが背景にあったとされています。各報道が伝えています。



9月10日、パッタルン県シーバンポット郡にある寺院で、98歳で亡くなった母親の葬儀が執り行われている最中、弟である60歳の男性が、葬儀に参加していた63歳の姉を38口径の銃で射殺しました。事件当時、僧侶による読経が行われており、参列者たちが椅子を片付けていた最中に銃声が響きました。姉は頭部を撃たれ、その場で死亡。弟は犯行後、銃を持って警察に出頭しました。

警察の調べによると、事件の原因は、姉が母親の葬儀を自分だけで取り仕切ろうとし、弟や他の兄弟を参列させなかったことにあるといいます。また、姉は、母親の看病を一人で行っていたことから、葬儀のすべてを自分で決める権利があると主張していたのだとか。

さらに、2人の姉弟の間には以前から家族の遺産である土地を巡る対立があり、これが長引いて裁判沙汰にもなっていました。これらの問題が積み重なり、今回の悲劇につながったと見られています。

警察は、弟に対して故意による殺人の容疑で起訴し、詳しい動機や経緯を調べています。

 

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