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バンコクの無免許医師を逮捕、違法中絶手術を20年続ける

2024年9月8日 配信

タイ警察は2024年9月6日、バンコク・ペチャブリ通りソイ31にあるクリニックを捜査し、「医師法1982年に基づく無許可の医療行為」を行った容疑で55歳のタイ人の男を逮捕しました。



警察は、ペチャブリ通りソイ31にあるクリニックで「偽医者」が非合法中絶を行っているとの市民からの通報を受け、捜査を開始。捜査の結果、元海軍軍医のタイ人の男が、20年前に海軍を退役してから、偽装して医師活動を行っていたことが発覚しました。

捜査班がクリニックに踏み込んだ際、タイ人の男は患者に注射を打とうとしており、現場ではミャンマー国籍の女性が看護師として働いていました。彼は正規の医師免許を持っていると主張しましたが、オンラインで確認したところ、医師としての登録はありませんでした。最終的に彼は「20年間偽医者として活動していた」と自供しました。

彼のクリニックは数十年にわたり運営されており、携帯電話からは、多くの女性の内診や出産を行っていた写真が発見されました。これにより、彼は即座に逮捕され、法的手続きを進めるためにパヤタイ警察署に送致されました。

タイ人の男は1989年に看護・助産学の学士号を取得し、その後海軍医官として勤務していましたが、副業として偽医者として働き始めました。彼は「20年間、心の安らぎを得られず、特に子供たちの夢に苦しめられていた」と供述し、ついに恐れていた結果が現実になったと語りました。

警察は現在、彼の違法行為に関わるさらなる証拠を調査中です。

 

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