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タイ入国管理局は2024年9月6日、バンコク・チャトゥチャック区の自宅で「うつ病治療コース」を販売していた、62歳のアメリカ人の男を逮捕したと発表しました。「うつ病治療コース」では違法薬物であるマジックマッシュルームを使用していたとのことです。
捜査の結果、アメリカ人の男は「ライフコーチ」を名乗り、心理学の修士号を持ち、20年以上の経験があると謳って、SNSで「うつ病治療コース」を宣伝。タイ入国管理局は、捜査員を使い、2,000バーツで治療コースを購入することで、この男性が実際に違法活動を行っている証拠を集めました。
アメリカ人の男の自宅を捜索したところ、冷蔵庫の冷凍庫からマジックマッシュルーム13袋(合計1,360グラム)が発見されました。さらに、おとり捜査で使用した現金が寝室の机に置かれていたことも確認されました。
アメリカ人の男は、マジックマッシュルームが抗うつ作用があると信じており、タイではこのキノコが違法であることを知らなかったと供述しています。アメリカ人の男は約1か月前からこの治療コースを提供しており、まだ顧客は少数だと述べています。治療方法としては、キノコを吸引させたり、チョコレートに混ぜて摂取させ、その後リラックスさせるための音楽を流すというものでした。
タイ入国管理局は、アメリカ人の男を無許可での労働および薬物所持の容疑で逮捕し、法的手続きを進めています。
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