14年以上もタイ人の身分証を不正使用した中国人の男を逮捕

©タイ入国管理局

タイ入国管理局は2024年9月6日、中国人の男がタイ人の身分証明書を不正使用し、14年以上にわたりタイ国内に滞在していたとして逮捕したと発表しました。逮捕されたのは中国国籍のYu容疑者（仮名、59歳）で、中国で詐欺罪で告発されていた人物です。

捜査によると、Yu容疑者は中国でホテル経営をすると謳い、多くの人々に投資を持ちかけ、総額5,000万バーツ以上を騙し取った疑いが持たれています。その後、逃亡して2010年にタイに密入国。タイ人の「ヨンユット」という名前を用いた身分証を不正に取得し、バンコクのホワイクワンに住んでいたことが確認されました。

タイ入国管理局捜査部第4課が関係機関と連携して捜査を進め、内務省が「ヨンユット」という名前を住民登録から削除。その後、裁判所の令状に基づいてYu容疑者の居住地を捜索し、彼を逮捕しました。Yu容疑者は取り調べに対し、身分証を不正に取得し、長期間にわたりタイに滞在していたことを認めています。

現在、 Yu容疑者は「不法入国および滞在」の容疑で起訴され、身分証の不正使用に関しても内務省が法的措置を講じる予定です。

関連記事

新着記事