タイ中部で洪水、ダチョウ30羽を緊急避難

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 2024年9月2日、チャイナート県のマノロム郡ライパタナー地区にあるコーンポップ農場が、前夜からの4時間以上続いた大雨により洪水に見舞われました。この洪水により、農場に飼育されていたダチョウ30羽以上が水に浸かり、避難が必要な状況となりました。

チャイナート県の畜産局職員であるタナヨット・ノンバン氏は、チャイナート動物検疫所の所長やスタッフと共に現場に赴き、ダチョウたちの避難作業を行いました。ダチョウは体が大きく、非常に驚きやすい特性があるため、避難作業は困難を極めました。職員たちは、ダチョウの目を布で覆い、翼を支えながら1～2人がかりで後ろから押して、水位を超えた高台に設けられた囲いへと誘導しました。

この避難作業中、一部の職員はダチョウに蹴られたり、つつかれたりして大きな怪我を負いました。タナヨット氏は、ダチョウたちがストレスを感じ、病気にかかるのを防ぐため、水溶性抗生物質を投与したと述べています。今後も雨が予想されるため、事前にダチョウたちの体力を維持することが重要だと強調しました。