英国からの逃亡者、プーケットで賞金稼ぎボクサーに転身

タイ警察中央捜査局（CIB）は2024年9月2日、国外逃亡犯としてイギリスで指名手配されていた麻薬密売人のイギリス人の男（28歳）を、プーケット・ラワイのレストランで逮捕したと発表しました。

イギリス人の男は、「A類（コカイン）の麻薬の共謀供給」、「B類（ケタミン）の麻薬の共謀供給」、「犯罪行為によって得られた資産の取得、使用、または保有に関する共謀」、「A類（コカイン）の麻薬の供給」および「A類（ヘロイン）の麻薬の供給」の容疑で指名手配されていました。

イギリス人の男は、イギリスの主要な麻薬密売組織の一員であり、終身刑の判決を受ける可能性がある罪を逃れて、2022年からタイに逃亡していたとされています。イギリスの国家犯罪対策庁（NCA）は、身柄引き渡しを要請し、中央捜査局に協力を依頼しました。

捜査官は、イギリス人の男がプーケットで豪華なコンドミニアムやプール付きヴィラを借り、偽名「ビリー」を使って賞金を稼ぐムエタイ大会に参加していたことを突き止めました。その後、彼がレストランに現れた際に逮捕計画を実行し、逮捕に成功しました。彼は国外逃亡犯としてイギリスに送還される予定です。