偽造パスポートは66,500バーツ、偽造ネットワークを一斉摘発

©タイ警察中央捜査局

タイ警察は2024年8月30日、全国30箇所以上で偽造ネットワークを一斉摘発し、様々な偽造文書を押収したと発表しました。偽造文書には、学位証明書、国民IDカード、運転免許証、土地証書、その他28種類以上が含まれており、合計で70以上の品目が押収されました。

この捜査は、オンラインメディアで広まった情報に基づき、多くの市民や様々な職業の人物、さらには社会的に著名な人物が偽造学位証明書を使用し、政府機関に提出したという事案を受けて行われました。この偽造行為は、国家機関や市民に広範な損害を与えており、当局は偽造文書の製造者や依頼者、共犯者を追跡し、摘発に至りました。

警察は、SNSや各種プラットフォーム（Facebook、Line、X、Instagram、Tiktokなど）を通じて偽造文書の制作の宣伝をしていたネットワークを調査し、学位証明書や国民IDカード、土地証書、運転免許証、パスポートなどの偽造を行っていることを突き止めました。偽造文書の価格は、例えば国民IDカードが88,500バーツ、パスポートが66,500バーツ、土地証書が60,000バーツ、学士号が26,500バーツといった高額なものでした。

捜査の結果、学生や様々な職業の顧客が偽造文書を依頼しており、医師免許証や薬学の学士号、技術者免許証、僧侶の証明書、外国人のIDカードや運転免許証、外国の大学の学位証明書などが含まれていたことが判明しました。これにより、偽造文書製造者と依頼者の2つのグループが存在することが確認されました。

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