タイ南部で美容クリニックの偽医師５人を逮捕

タイ警察中央捜査局（CIB）は2024年8月28日、無免許で美容医療を行い、登録されていない化粧品や薬を使用していた5人の「偽医者」をタイ南部プーケットとラヨーンで逮捕したと発表しました。

警察は、infiNADi Nad+（インフィナディ・ナドプラス）という登録済みの化粧品を、人体に注射するなど不適切に使用している製造・販売場所や医療施設を一斉摘発しました。この製品は登録が取り消されたにもかかわらず、いくつかの美容クリニックで引き続き使用されていたため、違法行為が確認された医療施設への摘発が行われました。

押収された品目は合計205点以上、総額28万バーツ以上にのぼります。その内訳は、登録済みの薬31点、未登録の薬29点、医療器具19点、不正表示された化粧品4点、医薬品17点です。また、無免許の偽医者5人とクリニックオーナー1人の計6人が逮捕され、「医療施設において無免許の者が医療行為を行うことを放置した罪」に問われました。以下の4つの地点で捜索が行われました。