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タイの漬け込み酒にメタノール混入、2名が中毒で死亡、2名を逮捕

2024年8月27日 配信

ヤードーン(ยาดอง)とは、果物やハーブなどが漬けてある酒のことで、バンコクの街角でも屋台などで売られているのを見かけます。店先で男性らがに小さなグラスでヤードーンを飲んでいる様子も見られますが、そんなヤードーンによる中毒事件がバンコク北部で発生。2人が死亡し、2人が逮捕されました。

タイ庶民の酒「ヤードーン」、粗悪品によりバンコクで中毒が多数発生中



バンコク北部で発生したメタノール中毒によるヤードーンの事件で、死者数が2人に増え、他に25人が入院中です。この事件は2024年8月22日(木)に始まり、メタノールが混入した酒を販売していたと疑われる18のヤードーン屋台が閉鎖されました。タイ国営メディアNNTが8月27日に伝えています。

入院中の被害者のうち、16人はカンナヤオ地区のノッパラット・ラチャタニー病院で治療を受けており、そのうち2人が人工呼吸器を使用しており、他の17人は深刻な中毒のため透析が必要です。押収されたヤードーンのサンプルからは、メタノール濃度が安全基準の1,000 ppmをはるかに超える100,000 ppmにも達していたことが確認されました。

捜査により、ジェー・プーという女性が浮上しました。彼女は亡き父親から受け継いだ酒の製法を使っていると主張しています。彼女は、サパーンスーンに住む46歳と44歳の兄弟から原料を調達しており、彼らは自宅で逮捕されました。兄弟は95度のエタノールに水を混ぜて35度のアルコールを製造し、ジェー・プーに販売していたことを認めています。

兄弟には許可なしに酒を製造した容疑がかけられ、警察は汚染の全容を明らかにするために検査結果を待っています。捜査は進行中であり、当局はさらなる事件の防止に取り組んでいます。

 

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