スコータイのヨム川が氾濫、広範囲で洪水

2024年8月25日（日）の早朝、スコータイ県ムアン郡でヨム川が氾濫し、洪水防止の堤防となっていた道路の一部が流され、ヤーンサーイ地区の広範囲が急速に浸水しました。川の水位が上昇した原因はプレー県からの洪水によるもので、他の3つの地区でも洪水が発生しました。タイ国営メディアNNTが2024年8月26日に伝えています。

ヤーンサーイでは午前5時頃、ワンポー村の川沿いの土の道路の50メートル区間が強い流れによって浸食され、120軒もの家屋と約100ライ（約16ヘクタール）の水田が浸水しました。地元当局は、部隊の支援を受けて村をさらなる洪水から守るため、土嚢で即席の堤防を築こうとしていますが、崩壊した堤防の修復作業はまだ続いています。

スコータイ県知事が、この緊急対応を指揮し、村に洪水対策本部を設置しました。また、当局は中心部の経済圏を洪水から守るための堤防の設置にも取り組んでいます。

農業関係者によると、一部の農家は既に稲の収穫を終えていますが、約200ライ（約32ヘクタール）の水田はまだ洪水の危険にさらされています。今後、当局は被害状況を調査し、影響を受けた住民に補償を行う予定です。