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エムポックス(サル痘)緊急事態宣言でタイでも警戒

2024年8月16日 配信

世界保健機関(WHO)は、最近発生したエムポックス(サル痘)の「クレード1」による感染拡大を国際的な公衆衛生上の緊急事態と宣言しました。タイ国営メディアNNTが2024年8月16日に伝えています。



この感染拡大はコンゴで始まり、その後、中央アフリカおよび東アフリカのいくつかの国々に広がりました。特に問題となっているのは、クレード1がより重篤であり、クレード1bに変異したことです。2022年の感染拡大時には、より低病原性のクレード2が主に見られていました。

現在の感染拡大では、ウイルスの急速な拡散が見られ、特に子供たちの間で多くの感染例が発生しています。今年の初めからコンゴでは13,700件のエムポックス(サル痘)感染が報告され、450人が死亡しています。影響を受けた他の国々には、ブルンジ、中央アフリカ、ケニア、ルワンダが含まれます。

タイでは、保健当局が状況を厳重に監視しています。疾病管理局長補佐のジュライ博士は、タイではまだクロード1bに関連する感染例は報告されていないものの、過去2年間で累計827件のエムポックス(サル痘)感染例が報告され、11人が死亡したと述べました。2024年だけでも140件の感染例と3件の死亡例が報告されており、すべての死亡者はHIV陽性患者でした。

これに対応して、タイ保健省は疾病管理局に対し、国際的な保健管理所および病院でのスクリーニング措置を強化するよう指示しました。また、影響を受けた国々からのタイ国民および国際的な訪問者に対し、症状を自己監視し、必要に応じて医療機関を受診するよう促しています。エムポックス(サル痘)の症状には、体の各部分にできる透明または膿が入った水疱、発熱、耳の後ろや首、鼠径部のリンパ節の腫れが含まれます。

 

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